阿蘇の暮らしになくてはならない、水の浄化。
地域の方々の暮らしを支え、未来の自然も守る、大阿蘇清掃社。
阿蘇のインフラを支える大切な仕事です。
とはいえ、実際にどんな仕事をしているんだろうと気になりませんか?
「きつそう」「力仕事っぽい」「女性には難しいですか?」
そんな疑問に答えるべく今回こんな企画を考えてみました!
題して、
ミチゾエさんの大阿蘇清掃社
お仕事体験記!
普段は営業職をしている業界未経験の女性ミチゾエさんに
大阿蘇清掃社のお仕事を体験してもらう本企画!
忖度なしにリアルな大阿蘇清掃社の仕事を体験してもらいます!
いつもはデスクワークも多いミチゾエさん、
真夏の大阿蘇清掃社の仕事を無事こなすことができるのか!?
それでは、はじまり、はじまり。
9月初旬。近年稀に見る猛暑
この年、熊本では近年稀に見る歴史的な猛暑に見舞われていました。しかし、大阿蘇清掃社のお仕事をリアルに体験するためにはむしろ好都合!早朝、取材班はミチゾエさんを連れ大阿蘇清掃社へ向かいました!「どんなに汗をかいても落ちないメイクしてきました!」
と仕事と撮影どちらにも気合充分なミチゾエさん
さらにオリジナルのつなぎを準備していました。
胸には大阿蘇清掃社の刺繍付き。
こやつデキる・・・・
朝礼からはじまる大阿蘇清掃社の1日
大阿蘇清掃社の1日は、8時からの朝礼ではじまります。その日の流れを安全に滞りなく仕事が回るように確認します。とはいえ、みなさん業界歴10年以上のベテランの方ばかり、和やかな雰囲気で朝礼は進みます。
明らかに異質なピンクのつなぎのミチゾエさんも
緊張が和らいだのか余裕のカメラ目線でした。
朝礼の後は大阿蘇清掃社の永井さんに今日の流れを教えていただきました。大阿蘇清掃社のメインの仕事である「点検」と「し尿収集」を体験させていただきます。
浄化槽の安全を見守る点検作業
午前中のお仕事体験は「点検」です。
大阿蘇清掃社では阿蘇中に数え切れない数の浄化槽を設置しています。そしてその浄化槽の一つ一つを維持管理するためご自宅にお伺いして点検する必要があるのです。沢山の作業車やトラックが並ぶ大阿蘇清掃社の倉庫へ移動し、今回点検でお客様のご自宅に向かうのでこちらの車に乗り込みます。
さぁー!
いきましょー!!!
ノリノリのミチゾエさん。果たして足を引っ張らずにお手伝いできるでしょうか・・・
車を走らせること40分。高森町のお客様のご自宅へ到着しました。永井さんから作業用の手袋を貸していただきました。
まずはお客様のご自宅に設置してある浄化槽を開けます。何の変哲もないこの蓋の下に浄化槽があるんです。
点検前にまずは殺虫剤を噴射して作業者に虫が付くのを防ぎます。ミチゾエさんは「あ、わたし虫は全然だいじょうぶなんで!」と心強い一言。夏ということもあり、虫はかなり覚悟して望んだのですがほとんど気になりませんでした。
こちらの水、実は浄化槽の水なんです。3つの蓋の中には区切られた3つの部屋があり、最初の部屋は生活排水の汚水です。次の部屋に移る度に水が綺麗になり最終的には写真のような状態にまで透明になります。驚きの透明度。ここまでキレイにしてから放流することで阿蘇の環境に影響を与えないようにしています。
浄化槽の水質をチェックし数値をアプリに入力します。昔は設置された紙に記載して管理していたそうなのですが、今はIT化しPCで一元管理しているそうです。「IT化されたことで作業もかなり効率的になったと思います。」と永井さん。
水質の検査が終わった後は、浄化槽へ空気を送るブロワーの点検とお掃除を行います。ブロワーで空気の力を利用し汚水を撹拌することで浄化槽内を循環させ微生物による汚水の分解を促しているそうです。そしてこのブロワーがなければ微生物に空気が送れなくなり微生物の数が減少し正常な汚水処理ができなくなる可能性が出てくるそうで、とても大事な役割なんです。
点検が終わったらマンホールをしっかり締めます。
重そうだなーと思ったんですがミチゾエさん、余裕で持てました。そして皆さんが気になっているだろう浄化槽の中の「ニオイ」ですが、想像よりも遥かに臭いませんでした。理由としては、昔の浄化槽はトイレの汚水のみを浄化するものが多かったのに対し現在合併処理浄化槽といって生活排水全般を浄化する方式が一般的になっており、汚水が薄まっていることも一因とのこと。
作業後の挨拶をしにいったところ、冷たいお茶をいただきました!これは嬉しい!
世間話をしたり、困ったことがあれば手伝ったりと浄化槽の点検だけでなく、地域の皆さんと強い繋がりを持っているのを感じました。
実は、西原村には美味しいランチがいっぱいある
午前中の点検作業が終わったら、昼休み。「市内から離れているからランチするところは少ないのかな、、、」と思っている方。違いますよ。実は西原村には美味しいランチのお店がたくさんあります!グーグルマップで「西原村 ランチ」で検索すると周囲4キロ県内でこんなに沢山のお店が!
阿蘇に観光に向かう途中で西原村でランチをする人も多く、周辺にはがっつり系からおしゃれなお店まで様々です。これは毎日のランチも楽しみになりますね!午後からの作業は少しハードということで東京大勝軒さんでがっつりつけ麺を食べてきました!後半戦も頑張るぞ!
果たしてミチゾエにできるのか!?し尿収集
午後からは「し尿収集」に挑戦します。点検と比べるとやや力仕事もあるとのこと。果たして、ミチゾエさんにできるのか、、、、最初に乗った軽トラックとはうって代わり、し尿収集はこの大きなバキュームカーで行います。
今回、お仕事を教えていただけるのは大阿蘇清掃社1のベテランスタッフ増川さんとウェブサイトの撮影でもお世話になった林田さんです! まずはお客様の駐車場にあるマンホールを開けます。
バキュームカーからホースを伸ばして、し尿を吸い込んでいきます。「ほら!もっとしっかり持って!(笑)」と増川さん。実際、かなりの吸引力でしっかりとホースを持っていないと固定できず大変なことになってしまいます。
「そうそう、中腰でしっかり両手で持って」
「はい!師匠!」
いつの間にか師弟関係が生まれている増川さんとミチゾエさん。
吸引が終わった後は浄化槽を清掃していきます。まずは仮洗をし…
その後キレイな水で丁寧に隅々までキレイにしていました。
この日は36度を越える真夏日。汗がしたたるほどの酷暑。
それでもこうして働いてくれている人がいるから浄化槽が維持できて下水道が通っていない地域でも清潔で快適な環境が実現できています。
来たときよりも美しく、マンホールを締めた後は周辺もキレイに清掃します。
し尿収集のお仕事は決して楽な仕事ではありませんが、無くてはならない仕事です。体力も必要ですが、ミチゾエさんが今回体験したように女性でも行うことは可能です。増川さん、林田さん細やかな部分までお仕事教えていただきありがとうございます!
仕事はやってみないと分からない
阿蘇清掃社のお仕事に対して、いわゆる3Kのイメージを持っている人も多くいると思います。しかし、実際に体験してみるとイメージが変わります。女性の力でもできる作業、想像よりも臭いがしない、残業がない、社員さん同士がとても仲が良い。そしてなによりお客さんがみんな良い人で阿蘇に住んでいる人たちに愛されている会社だ!と肌で感じることができました。仕事に対するイメージは昔のまま止まっていることがよくあります。技術の進歩や社会の変化によってそれらは常に変わっていて、やっぱり「やってみないと分からないものだな〜」と感じました。そして、たくさん汗をかいてお仕事したあとは
ビールが最高に美味しいですよね!
もし、大阿蘇清掃社のお仕事に興味が湧いた方はぜひご連絡ください!
地域貢献活動について
Sustainability
社会課題の解決や会社の働きがいに
真剣に取り組んでいます
社会課題の解決や、働く人の環境づくり。
持続可能な地域づくりに取り組みます。
詳しく見る